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カンジダ性指間びらん症
カンジダ性指間びらん症について
手指の間に発赤、びらんが生ずる疾患です。
真菌の一種であるカンジダの感染で起こります。
原因
真菌であるCandida albicansにより起こります。
多くは水仕事の多い女性の手指に生じます。
症状
指の間に限局して紅斑が起こります(図1)。
紅斑の周囲に鱗屑、落屑を伴うこともあります。
また周囲が白く浸軟することもあります。
自覚症状はない場合や、かゆみがある場合などさまざまです。
第3指間(3指と4指の間)によくおこります。
手湿疹に合併することもあります。

診断
病変の皮膚を擦過し、顕微鏡下に観察してCandida albicansを証明します(図2)。

治療
抗真菌剤を外用します。
日常生活の注意
水仕事の後は指間も洗浄し、十分に乾燥させます。
治療中は抗真菌剤を頻回に外用することも重要です。