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広島市 南区 皮膚科 アレルギー科 アトピー性皮膚炎 にきび じんましん

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虫刺症(虫刺され)

日常生活で遭遇することの多い虫さされを紹介します。


毒蛾(ドクガ)皮膚炎

ドクガ類(図1:ドクガ、チャドクガ、モンシロドクガなど)の表面にある毒針毛に刺されて起こります。毛虫皮膚炎といわれることもあります。
ドクガ類の毒針毛(図2)は長さ0.1~0.2mmで幼虫1匹に数十万本以上が密生しています。
毒針毛に触れる、あるいは毒針毛が皮膚に刺入すると、しばらくして激しいかゆみと皮膚表面に紅斑・丘疹が起こります(図3)。
ドクガに触れた、ドクガが生息する草木の近くにいた、草むしりや庭仕事の後に草木を燃やした、などがきっかけになります。
5月から9月にかけての時期に多い疾患です。

(図1)
(図1)

(図2)
(図2)

特徴として
① 毛虫との接触を認識していない人が多い
② 毛虫と接触する機会から数時間を経て症状が出現することが多い
③ 初期は紅斑や膨疹、その後は紅色丘疹となり、痒みが強い(図3)
④ 皮疹は掻破に伴って次第に数を増し、毛虫に直接触れていない部位にも拡大する
⑤ 皮疹の分布は左右対称性、集簇部と散在部があることが多い
⑥ 個疹は基本的には孤在性である
等が挙げられます。

(図3)
(図3)

また毒針毛が付着した衣服の着脱時に、その毒針毛が皮膚に刺入することがあるので、ドクガに直接触れなかった体幹などに症状が出現します。
好発時期以外でも毒針毛が付着した幼虫の脱皮殻が草木に残り、それに触れることで皮膚炎が起こることもあるので好発時期以外も症状が起こる場合があります。
ドクガ類は特にツバキやサザンカの植栽されている場所に多く生息するので、5~9月の好発時期ではそれら植物周囲での作業に注意が必要です 。

ブユ(ブト)刺症

ブユ(ブト)は体長2~5mmの大きさで渓流や川で多く発生します(図4)。
東日本ではブユ。西日本ではブトなどと呼ばれています。
早朝や夕方に野外で吸血することが多く、ヒトの上肢・下肢等の露光部を吸血します。
皮膚を傷つけ出血させ、吸血するので皮疹の中心に出血点があります(図5)。
刺咬数時間後より痒みのある丘疹が出現し、その後紅斑、膨疹が起こります。
対策としては露出部を着衣で覆う、虫よけ剤の使用が有効です。

(図4)
(図4)

(図5)
(図5)

 

蚊刺症

蚊に刺された場合は、刺された直後に痒み、紅斑、膨疹が起こります。
夏、露出部位に痒みのある浸潤性紅斑あるいは紅色丘疹が不規則に散在している場合に蚊刺症が疑われます(図6)。
多くの場合半日から数日で症状は改善します。
乳幼児の場合には、浸潤性紅斑が大きい、数日以上症状が継続する等、より重篤となることがあります。

(図6)
(図6)

 

ノミ刺症

原因はほとんどネコノミです(図7)。
ネコノミはイヌ、ネコいずれにも付着します。
ネコノミの跳躍力は20cm程度なので、ノミ刺症は下腿露出部に好発します(図8)。
刺咬後、1~2日後に痒みが生じ、紅斑、丘疹に加えて水疱が起こることもあります。
イヌ、ネコに直接触らなくとも、イヌ、ネコから脱落したノミが、庭、公園の砂場などの屋外にいることがあり、それに刺咬され発症することがあります。

(図7)
(図7)

(図8)
(図8)

 

ダニ刺症

いわゆるイエダニは0.5~1mmの大きさで、夜間、就寝中に吸血します(図9)。
ダニは腋窩周囲や下腹部など皮膚が薄くて柔らかい被覆部まで移動し、刺咬するので、症状は露出部以外に多数生じます(図10)。
刺咬後1~2日で2~5mm大の紅斑、丘疹が起こります。
症状が高度であれば、薫煙剤、殺虫剤でのダニの駆除も必要です。
治療はいずれの虫刺されもステロイド外用剤が主体です。
症状が重篤な場合には抗アレルギー剤、短期間のステロイド内服を行うこともあります。

(図9)
(図9)

(図10)
(図10)