TEL:082-510-1322

〒732-0818 広島県広島市南区段原日出1-15-13

広島市 南区 皮膚科 アレルギー科 アトピー性皮膚炎 にきび じんましん

凍瘡(しもやけ)

当日順番予約

当院での検査

アレルギー

腫瘍(できもの)

感染症

毛・汗・爪の病気

その他の疾患

美容

MOBILE SITE

 

凍瘡(しもやけ)


腫脹をともなった紅斑
(図1)

しもやけは医学用語で「凍瘡」といいます。
気温が低下して、手や足の指など末梢に起こる炎症性皮膚疾患です。
症状は腫脹をともなった紅斑(図1)であり、痛痒さがあります。

病因


浮腫
(図2)

寒冷刺激で皮膚の真皮内に血流障害、血流うっ滞、乏血が起こり、その結果、血管周囲にリンパ球を主体とした炎症反応が惹起され、紅斑、浮腫の症状が出現します。
組織学的は表皮直下に浮腫があり(図2)、真皮浅層、深層の血管周囲に炎症細胞浸潤が目立ちます(図3)。

 

炎症細胞浸潤が目立ちます
(図3)
 

疫学

4,5歳程度から増加し学童期や思春期に多く、男子より女子に好発します。
高齢者に起こる場合もあります。

 

部位

手や足の指など身体の末梢部あるいは露出部に起こります。
耳介も好発部位の一つです。

 

症状


浮腫性紅斑、腫脹
(図4)

多形紅斑型
(図5)

水疱びらんを形成
(図6)

紫紅色の浮腫性腫脹を呈します。
手や足の指全体、末梢、あるいは指の一部分に浮腫性紅斑、腫脹が見られます(図4)。
以前は樽柿型と呼ばれていました。

他には境界明瞭な紅斑が散在する多形紅斑型もあります(図5)。

悪化すると水疱びらんを形成することがあります(図6)。


全身疾患との関連

多くの場合、内臓疾患との関連はありませんが、時に全身エリテマトーデス、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患の一症状として凍瘡様皮疹が見られることがあります。
以下の様なしもやけでは膠原病の合併を考える必要があります。

〇多形紅斑型の皮疹
〇春先をすぎ温かくなってもしもやけがある場合、
〇10代後半あるいは成人期に初発したしもやけ
〇レイノー現象、下肢の網状皮斑を伴う場合、
〇治療に抵抗性の場合

 

治療

治療は血流改善目的の外用剤塗布が主体です。 ビタミンE(ユベラ®)軟膏塗布,ヘパリン類似物質含有軟膏(ヒルドイドソフト®)を行います。
かゆみが強い場合に は,抗ヒスタミン薬の内服、ステロイド軟膏外用を行います。

症状が強い場合には血行を改善させるニコチン酸エステル(ビタミンE)や血管拡張剤の内服薬を併用する場合もあります。

漢方薬である当帰四逆加呉茱萸生姜湯の内服も有効です。

 

生活指導

好発時期の予防が最も重要です。
手袋,耳あて,マスク等の防寒具を着用し,皮膚の保温に努めます。
また,手洗い後手を濡れたままにしておいたり,湿った靴下を長時間はいていたりすると、水分の蒸発にともなった気化熱で皮膚表面の温度が低下し、凍瘡発症の誘因となります。濡れた手足はすぐに乾燥させるようにしましょう。
入浴時に行うマッサージも有効です。
浴槽内で手足の指それぞれを指先から指元へ向け丁寧にマッサージしましょう。